2217年から4年前の2213年……




私愛沢アスカは愛媛の保護センターにいた

ここ保護センターは両親共に亡くなった

まだ社会に放つのには早い子が行き着く場所

そう…

私も両親を小学2年の頃に〝あるモンスター〟によって亡くしている

あれから数年立って今はもう中学1年だ

「早いわね……」

私が窓の方を見てそう呟いていると

先生が来る

先生とはこの保護センターで働いている人の事を指す

「アスカちゃんおはよう…いつも早起き偉いわね」

先生がそう言い出すと私は先生の方を向きムスッとしながら

「先生!私もう中学生なのよ?当たり前のことよ…それより今日もまた授業あるから言いに来たの?」

先生は首を横に振り

「違うわ今日はアスカちゃんは授業無し!それより会わせたい子がいるのよ…ちょっと来てくれない?」