「ハァ…ハァ……」

俺は紀戸の入学式に行かずある場所へと向かっていた

「椿!待たせたな!!」

俺の彼女の夢月椿

そして子集王機関の俺と同じく剣なぎである

「全然良いけど……紀戸君の入学式行かなくて良かったの?また……」

「死刑ってか?……あんなのあいつらの勝手事じゃねぇか!!」

そう子集王機関には【死刑】と言う制度があって

家族は皆一つ約束事を破れば家族が苦しむ

そんな馬鹿げた制度だ

「けど竜……」

「今日は他の奴に任せてあるんだ!大丈夫!!」

「なら……良いんだけど……」

椿は俺を心配するように見る

そんな椿を俺は安心させるように頭を撫で

「俺様が大丈夫だって言ってるんだ!大丈夫だ!!」

椿の表情は少しほぐれ

「そうよね……ごめんね……私…心配し過ぎなのかも知れない」

「あぁ!そうだって!!」

この時俺は間違っていたのかも知れない

けど俺は椿と一緒に約束していたデートに向かう


一方それとは別に裏では

事件が起きていた……