私達は宇宙人である竜の弟紀戸の所に行ったわけだが

しっかり話す事は出来ずにそのまま帰って来て

1日経った……

「んー!!ねぇあんた……今日会えると思う?」

私は時夫にそう聞くと

「どうだろうな……怖がってた?ように見えるし……微妙だな」

そんなこんなを話していると

誰かが走って来る音が聞こえてきて

勢い良くふすまが開く

竜だ

「なぁ!ちょっと良いか?」

私と時夫は顔を見合わせ目をぱちくりさせて

再度竜を見る

「良いけど……」

「良いぜ」

竜は表情が明るくなる

「ありがとな!!」

「で…竜…何事なの?」

竜は部屋の中に入って座る

「実はさ……今日紀戸の入学式なんだけど俺用事があって見に行ってやれなくてさ両親いないし爺はトップとしての役目があるしよ…頼む!!代わりに行ってくれないか?」

両手を合わせ必死に言って来る

そんな竜を見て…私達は承諾した

「分かったわよ…今日は話せるかも…だしね!ね?時夫?」

「あぁ!もちろん!!」

竜は深々と頭を下げて

「ありがとな!!」