息切れをしながら爆発地点まで来た俺達だが

人の姿は見えない

「誰もいないじゃないか…」

「いえ……います……微かに気配が……」

俺が言った直後サタンが吹き飛ばされる

「サタン!!…………まさか!」

気づいた時には遅く俺は咄嗟に後ろを向くと

サタンと同様吹き飛ばされる

「あぁ!!」

壁に背中から激突する

「く……気配を感じろと言う訳ですね……暗殺者チーム第一位透明人間野郎め!!」

姿は見えず声だけ聞こえ

「良く分かりましたねけど……もう一人いますよ?」

「何?…」

俺が考える前に攻撃が来る…

〝サタン〟から

俺はサタンの大剣でさされてそのまま壁に貫通させられ

身動きが取れなくなる

俺の口から腹から血が出る

「なる…ほどサタンと…同じ能力者な訳ですね……厄介です……」

「ふははは!一見同じに見えるが違うのだよ私のパートナーの能力は精神を狂わせる…さて……サタン君はどう狂うかな?」