「んー!この町は明るすぎるな……」
そんな事言うという事は何かしら眩しいものがあるのだろうかと考える
しかし俺の場合は違う
黒猫族の町は朝と昼がなくずっと夜のまま
月の光だけで過ごしている
そのため普通に太陽が出ているだけで明るすぎると感じてしまう
「早く帰りたい………」
ポツリとそう呟くと
やっと会議が終わったのかお母様が会議室から出て来る
「お待たせ伊豆魔…さぁ帰りましょ」
それだけ言い俺に荷物を持たせ
自分はスタスタと歩いて行ってしまう
そんなお母様の後ろを急いで俺は行く
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