「どうしたんだ?レオ…?」
「なっ何でも無いよかやちゃん!で…どうしたん?」
「いやどうしたも何も…レオ言ってただろ?宿題見せてって……」
「あ!ごめん!!忘れとった…あはは」
俺は苦笑し火矢問から宿題を受け取る
「やっぱりレオ様子が可笑しいぞ?」
まだ火矢問は心配をしてくれているが
弟にはどうしても兄として頼る事が出来なかった
いつも助けてもらってばかりじゃ格好がつかないから…
俺が助ける側のはずなのにってずっと思い続けてきたから…
だからまたこうして頼るなんて事…………
俺には無理だ!
「だから何でも無いよ……」
それっきり今日は火矢問と友達の良喜とさえも
話す事はなかった……


