中学の入学式が終わり

俺らはとあるカフェに集まっていた

「いやーピーナッツとは同じ学校になれへんだな~」

「うるさいな!学校に入るのにズルした人に言われたくないし!!」

ズルと言うのは誘惑魔法の事だ

俺は何故か知らぬ間に能力を身につけてた?

いや…復活したと言った方が正しいくらいのものだった

良喜と火矢問が入った中学は名門校で賢い人しか入れない所で

俺とトールは特に入るのが厳しかった為勉強をしていたのだが…

見事中学受験でおちてしまった

トールは仕方が無く一つ下の学校にしたのだが

俺はその誘惑魔法で先生を操り入学という始末だ

「だって入りたかったし…」

「もう!それで?僕だけ違うじゃん!!」

トールが頬を膨らますと火矢問が肩をポンポンっとたたき

「まぁまぁ…でも初日で友達作ったんだろ?……確か……暑希君………だっけ?」

「あ~まぁね…言っとくけど僕から作ったんじゃないよあいつから話しかけて来て友達になろって言って来たの」

「ピーナッツ俺ら以外に友達を……」

俺がそう言うとトールはガタッと席を立ち

「レオさん達がいないからわざわざこうなってんでしょうが!!」

「しかしピーナッツ…どんどん反抗期になっとるな」

「余計なお世話だよ!!」