この時私は一つ提案を思いついていた

旅の始めは岩手シティーで良いのではないか?と

「先生教えていただきありがとうございます!」

そう言いこの事を時夫に話そうと急いで部屋に戻る



私は勢い良くドアを開ける

時夫は一瞬身体をビクッとさせ私の方を見る

「えっと……おかえり…あとさっきはごめん…」

時夫が謝ると私は時夫の近くに行く

「もう気にしてないから良いわよ…それより!旅の行き先良いの見つけて来たわ!!」

私がふとそんな事を言うと時夫の表情は先程よりも

明るくなる

「本当に!?何処何だよそこ!!」

「岩手シティーよ!UFOが落ちたって今ニュースになってるの!!けど宇宙人いないから私達が探し出せば良いんじゃないかって!」

時夫は手のひらに拳を当て

「なるほど!!もしかしたらその宇宙人仲間になるかも知れないしな!」

「でしょ?なったらきっと戦力になるわ!」