「レオさん達おはよー!」

トールは学校の校門の前で手を振る

「おはよ~」

俺もトールに向かって手を振る

「最高学年だね!何かしたい事とかないの?」

俺らが校門の方まで着くと

トールがそう問いかけて来る

「したい事か……」

俺はあの時の恩返しがしたい

コンデンスに……

けど彼はきっと俺らとは別の世界を見て来ている

あの戦闘力…一般人の俺でも分かったパワー

どうしたら恩返し出来るものか……

俺はそんな事を考えていると

ふと良い事を思いついた

「そうや!したい事…ある!」

「ん?なになに?」

トールは俺の方を興味深そうに見る

良喜と火矢問もそれにつられるように見て

「グループ作って強くなりたい!!」

「……………え?レッレオさんそれ本気で言ってる?」

「レオあのグループだぞ?モンスターと戦かう」

「僕達弱いのに…」

トール、火矢問、良喜がそう言うが

俺の気持ちは変わらない

「分かっとるよ!弱かったら強くなれば良い!俺はコンデンスのように強くなりたい!」