「え…………う……あぁぁぁ!!あぁぁ!!」
ネイロはすぐ自分の右肩を抑えるが
大量出血と激痛により倒れ込んでしまう
その姿を見て俺は一体何が起こったのか分からなかった
しかしこの次に起きた出来事で分かる
足音が聞こえて来る
俺の身体はふたたび震える
(誰…………)
ゴクリと喉を鳴らす
「俺が任務の時にやりに行くとは中々ネイロもやりますね……」
その声の方を向く
そこにはあの時の黒マントの人がいた
「お兄ちゃん!…っ!ぁああ!!」
怪我をしているにもかかわらず
ネイロは黒マントの方に向かって銃を撃つ
弾が当たるがしかしそれはマントの方にだけ
マントが取れその本当の姿を現す
腰辺りまである綺麗な銀髪、紫色のジト目をした少年で
ネイロと同様猫耳と尻尾が生えている
「はぁ……修行のし直しですよ!」
目に見えぬ速さでネイロの方に行くと
ネイロの銃を蹴り飛ばし
ネイロの頭に向かってかかとを落とす