「あら…お兄ちゃんじゃん」

「ん?…あーネイロ今日も任務失敗したの?」

憎たらしい顔で私の方を見てくる兄にイラッとした私は

「違うわよ!てか失敗した事なんて一度も無いんだから!」

「あれ?そうだったっけ?……それより天野レオの捕獲の件は順調なの?」

その言葉に舌打ちをして

「お兄ちゃん邪魔してるくせに言わないでくれる?てかさダークネスに逆らって後にボスに処分されても知らないよ?」

私は伊豆魔の胸ぐらを掴む

ダークネスと言うのは人類の捕獲や暗殺する

言わば暗部だ

私達兄妹はそのダークネスに所属している

「あらら反抗期?俺は大丈夫……」

私の手を掴み骨を折る程の威力で握りしめる

そこまで来ると私は手を離す

「てかさ俺があの雑魚なグループ一つに負けるわけ無いじゃん?」

そう言って伊豆魔は私の肩をポンポンっとただき

耳元で「せいぜい頑張りなさいな」とだけ言って何処かに行ってしまう