そんな生活を送って来て
俺らが小学3年生となった日
俺は学校の窓からグラウンドを見て何やら呟いていた
「弟……良いな………」
兄弟で遊ぶ子が視界に入る
俺には姉がいるが同じ同性である
兄弟はいない
俺はそんな兄弟がいる子をこの日羨ましがっていた
俺が窓の外を見て呟いているのを見つけた良喜が来る
「レオどうしたの?…」
俺は良喜の方を向いて
「え?…いや~……弟良いな~っと思って」
「なるほど…僕は弟レオだから良いや」
「え!?それどう言う事だよ!!良喜と俺は友達やろ!!」
俺が怒るとまた良喜は微笑ましく俺を眺める
(良いもん!こうなったらお母さんに頼むからな!!)