ん...。



「起きた?」


目を開けると、そこには三成様がいた。
私...なんで??あわてて飛び起きた私。


「昨日、そのまま寝ちゃってたよ。
ごめんね、起こすに起こせなくて」

「あ、いや、だ、大丈夫です!」


昨日のことを思い出して急に恥ずかしくなってしまった。
そんな私に三成様はこう言った。


「あと...誕生日おめでとう」


私は幸せだった。
起きたら目の前に好きな人がいて...
好きな人に誕生日を祝ってもらえて...



この時が人生で1番幸せだったのかもしれない



「それから...秀吉様が呼んでいたから行ってみるといいよ。」
「はい、ありがとうございます。」


私は三成様の部屋を出て、先に自分の部屋に戻った。