『ごめんごめん。マジでこれは夢じゃねぇよなって頭の中でなんども再確認してたわ…。だってあかりは、俺のことを友達だと思ってるんじゃねぇかって思ってたから』
『それは私だって同じだよ。洋くんも私のことを、友達だって思ってるんだろうなって思ってたの』
なんだ……そうだったのか?
あかりも俺と同じことを思ってたのか?
いやいや…。
友達だって思ってるんなら、ふつう一緒に帰ろうとかアイス奢ってやるとか言わねぇよ。
あかりだからこそ言ったんだよ。
あかりだから、一緒にいたかったんだ。
俺にとってあかりは特別な女の子だから。
それは今も昔も変わらない。
これから先もずっと、俺にとってあかりは特別な存在なんだよ。
『これからもよろしくな、あかり?』
『うんっ!私の方こそよろしくね、洋くん』
そして俺はあかりに笑顔を返しながら、左手を差しだした。
あかりもすぐに笑い返してくれて、俺の手をぎゅっと掴み返してくれた。
このときに、俺は強く誓ったんだ。
この手だけは、ぜったい離さないって。
【完】


