『ちょっと福留さんいる?』
いませーん、って言いたい…
いないふりを貫こうとしていたが
『福留さんならそこに居ますよ?』
『ありがとう』
最悪だぁ
なんってことをしてくれたんだ君は
『福留さんちょっと一緒に来てくれる?』
5~6人くらいの女子を引き連れて
私の元に来た
少しくらいの時間稼ぎになるかななんて考えつつ
『何でですか?』
なんて聞いてみた
それが濵﨑遥の逆鱗にふれたらしく
『いいから来いって言ってんだろ?
黙って付いてこいよ?』
腕を引っぱられて無理やり立たされ
校舎裏まで連れてこられた
はぁーもぅ何なんだよ…
『あの?私何かしました?』
『うちらさ、イライラしてんの
ストレス発散付き合ってくんない?』
『そ、それは私になにか関係ありますでしょうか?』
『あ"ぁ"?さっきからうるせぇーよ
うちらあんたのこと嫌いなのだから、ね?』
世の中ってこんなに理不尽なんだと思ったことは16年生きてて初めてだった
『で、私は何をすればいいのでしょうか』
何となく何されるかは予想はつくけど
一応聴いてみる
『とりあえず、一発殴らせて?』
『いや、無理です』
もちろん聞いてもらえるはずもなく
二人に押さえつけられ
殴られた
ボコッ
ゲホッ
・・・
最初に一発なんて言ってたものの
10発以上は殴られた
ヤ、ヤメッ
ボコッ
ウッ
ゲホッゲホッ
『まぢでキモいんだよお前
ウザイから消えてくんない
お前なんて誰にも必要とされてない
親にも捨てられた捨て犬が』
散々な言われ用だ
気がつくと私の頬にはひとすじの涙が流れていた
こんな言葉さえ発していた
『あなたに…わ、たしのハァ、ハァ何が分かるの?』
『は?私みたいな健常者にアンタみたいな捨て犬の気持ちがわかるはずないでしょ
ハッ、笑わせないで』
もぅ私はそれを聴いて
この人には私の言葉は伝わらない
一瞬で悟った
それからもひたすら殴られて
アザが増えて
内出血を起して
くちびるから血が流れて
私は今日死ぬのかななんて思ったりして
ただただ時が過ぎるのを待った
しばらくして
『こんな所で何してんの?』
頭上からそんな言葉が降ってきて
それと同時に
『な、んで彼方様が此処に?』
って言葉も聞こえてきて
頭をあげてみると
そこには男の人の大きな背中があった
それが三条彼方のものだと
分かるまでそんなに時間はかからなかった
いませーん、って言いたい…
いないふりを貫こうとしていたが
『福留さんならそこに居ますよ?』
『ありがとう』
最悪だぁ
なんってことをしてくれたんだ君は
『福留さんちょっと一緒に来てくれる?』
5~6人くらいの女子を引き連れて
私の元に来た
少しくらいの時間稼ぎになるかななんて考えつつ
『何でですか?』
なんて聞いてみた
それが濵﨑遥の逆鱗にふれたらしく
『いいから来いって言ってんだろ?
黙って付いてこいよ?』
腕を引っぱられて無理やり立たされ
校舎裏まで連れてこられた
はぁーもぅ何なんだよ…
『あの?私何かしました?』
『うちらさ、イライラしてんの
ストレス発散付き合ってくんない?』
『そ、それは私になにか関係ありますでしょうか?』
『あ"ぁ"?さっきからうるせぇーよ
うちらあんたのこと嫌いなのだから、ね?』
世の中ってこんなに理不尽なんだと思ったことは16年生きてて初めてだった
『で、私は何をすればいいのでしょうか』
何となく何されるかは予想はつくけど
一応聴いてみる
『とりあえず、一発殴らせて?』
『いや、無理です』
もちろん聞いてもらえるはずもなく
二人に押さえつけられ
殴られた
ボコッ
ゲホッ
・・・
最初に一発なんて言ってたものの
10発以上は殴られた
ヤ、ヤメッ
ボコッ
ウッ
ゲホッゲホッ
『まぢでキモいんだよお前
ウザイから消えてくんない
お前なんて誰にも必要とされてない
親にも捨てられた捨て犬が』
散々な言われ用だ
気がつくと私の頬にはひとすじの涙が流れていた
こんな言葉さえ発していた
『あなたに…わ、たしのハァ、ハァ何が分かるの?』
『は?私みたいな健常者にアンタみたいな捨て犬の気持ちがわかるはずないでしょ
ハッ、笑わせないで』
もぅ私はそれを聴いて
この人には私の言葉は伝わらない
一瞬で悟った
それからもひたすら殴られて
アザが増えて
内出血を起して
くちびるから血が流れて
私は今日死ぬのかななんて思ったりして
ただただ時が過ぎるのを待った
しばらくして
『こんな所で何してんの?』
頭上からそんな言葉が降ってきて
それと同時に
『な、んで彼方様が此処に?』
って言葉も聞こえてきて
頭をあげてみると
そこには男の人の大きな背中があった
それが三条彼方のものだと
分かるまでそんなに時間はかからなかった
