偽物の気持ち





「成、私平気だよ。いつかこうなるのわかってたから。」


「春、春のそーゆうとこ嫌い。」


私は、自分の嫌いなところを他の人にも嫌いと言われてイラっとしてしまった。

自分でもわかってることを言われるのはどうしても嫌だった。


「成、ごめん。私戻る。」


私はそう言って、成が腕を掴んでも振り払った。

そして、教室に戻って三人とご飯をたべた。

成は教室まで追いかけてきた。


「春。ごめん。だから許して。」


うるさい。

さっきビンタされた所もまだまだヒリヒリしていた。

周りからの視線が感じる。

あの頃みたいだ…

苦しい。

呼吸が浅くなるのを感じた。