私は何でもないよと言って話を反らした。 いつからだろう。 クラスメイトの前であんなに笑い声をあげたのは。 そんな事を思い出そうとしてやめた。 辛い過去は忘れたかった。 あの頃の自分も今の自分も嫌いだ。 だけど、那津と日向と徹、家族は大好きだ。 あと成も… そう思っていた自分に驚いた。