成は、教室まで付いてきた。
まるで、私のもう一人の幼なじみを見たいとゆうような感じだ。
もしそうだとしたら、早く成を追い返したいと思った。
「成、別に教室まで来なくても…」
「なんでですか！先輩かわいいんですから、僕が彼氏だって周りに認識させたいんです！」
なぜか、可愛いと思っていた成の笑顔が今は黒い笑顔にしか見えなくてゾクッとした。
でも、気のせいかと思い、私は成の気が済むまで教室に居てもらった。
周りからヒソヒソ話をされてるのは無視した。
那津が日向と別れてこっちに来たので、もうすぐチャイムがなると思い、成に言った。
「もうすぐチャイムがなるよ。」
「わかりました。昼休み屋上で待ってますね。」
そう言って出ていった。
