偽物の気持ち






次の日の朝、登校すると成が走り寄ってきた。


「おはようございます!」


「おはよう。」


欠伸しながら答えた。

昨日の夜は、成が寝落ち通話しましょと言ってきたので付き合った。

そのおかげで私は寝不足だ。

しかも、寝落ち通話してる間に徹からのメッセージに返せず落ち込んでもいた。


「先輩!昨日は楽しかったですね!」


「うん。そうだね。」



周りから見ると私達はどう写っているのだろう。

そう思いながら教室に向かった。