春がつい口に出した「好き」って言葉も、 真正面から見つめてきて言ってきた「好きです。大好きです。」も、 俺は今夢を見ているんじゃないかと思った。 お互い偽物の気持ちで付き合っていた。 でも、俺は本気で好きになってた。 春を辛い思いさせたこともあった。 嫌われても当然のことを言った。 そんな俺のことを春が…好きに…? 何かの冗談かと思った。