私の中ではとても平和でこんな時間が 続けば良い。なんて悠長なことを考えていた。 だけど、そんな日々は続かなかった。 ドキン。 ドキン。ドキン。 胸が縛り付けられるように苦しい……。 『お前は、母親の死を蔑ろにしたのか』 また、この声だ。 『お前には、幸せになる資格などない!!!』 「わ、私、お腹痛いからお手洗いでも行ってこよっかな…」 『なんだ、桃。便所飯でもするつもりか?』 星夜に言われ、私は気付いた。 無意識に弁当箱を閉まっていて、弁当箱も一緒に持って行こうとしていたことを。