『っ…確かに俺は東野を脅した』
「でも、その彼が大好きな皆見さんを使って
脅しても彼に何かメリットってあるんですか」
『ふっ…、これだから素人は…』
ムッキー!!!!
何なんだ、お前はなんにも分かってない
みたいな顔ぶり。
いや、だってそうじゃん!
東野くん大好きな沙羅ちゃんを振って
それでバスケに向き合えると思う??
あんたのほうが何もわかってねーじゃんか!
思わず、そう思ってしまった。
また、口がっ……!!
雑言失礼!!!!
『俺は贔屓をしてたつもりはない』
「え?」
『先生、』
東野くんが何かを言いかけようとすると、
伊藤先生は言った。
『東野には才能があるんだよな』
それも、さっきの笑顔とは違う
自然で優しい笑顔だ。
