ガラッ。
あたしと奏くんしかいない教室に人が来た
「かなで…いきなりごめん。
立石さん、少しだけ奏と二人にさせて?
話がしたいの。」
あたしはそう言われ廊下へでた
「ねぇ奏。ひなみのこと好き??
ひなみと奏付き合ってる意味ある?
嘘の愛なんてひなみ要らないよ。」
「ひなみ…俺本当はずっと千夏が好きだった
振られても千夏だけが頭から離れなくて
高校で千夏に出逢えて…でも千夏には近づけなくてこないだ会いたいって言うの翔から聞いて…」
「話さくていいよ。分かってる
別れよう…ダメだよこんな偽りだらけの愛」
「でも……それじゃお前が…」
「なーによ。そんなこと気にして
さっきひなみと別れるからとか言ってたくせに
その事は気にしなくていいよ。
ひなみの問題だから、奏が気にする必要は無い」
「いつでも相談のるから。」
「ありがとう。これからもお互い頑張ろうね」
ガラ…
「ごめんね、立石さん。時間ありがと」
「いえ…そんな、ほんとに奏くんのことはすいませんでした。平田さんが傷ついたことは分かってます、でも奏くんだけはもう譲れないんです。」
「別にひなみ傷ついてないよ。
立石さんが思ってるほどひなみ弱くないよ。
自分の心は自分がいちばん分かってるから
この判断をしたのもひなみ、別れを切り出したのもひなみの勝手。立石さんは何も悪くないよ
奏とお幸せにね」