したり降りる途中
「兄貴何じゃないの?裕貴さん」
「そうだよ。お兄ちゃんだよ。ホントの兄妹じゃないけどね。でも血は繋がってるよ?従兄弟だから」
あたしは翔くんに言った。
翔くん驚いたかな。
あたしだっておかしいことは分かってるよ。
けど…奏くんを忘れるにはこーしかないの。
凪羽さんには申し訳ないと思ってる…
でもあたしやっぱお兄ちゃんにキスをしても
何をしても…頭には奏くん以外の男の人
出てこないんだよ……
「翔くん…奏くんに会わせて…」
あたしは無意識にそう言ってた…
「え?」翔くんは驚いてた。
もう言うしかない。