「翔…。どうしてお前が千夏の前にいるんだ」
俺と裕貴さんは前に何度が会っている。
それは中学の時だ。でももう1年ほど会っていない。そして、久しぶりの再開だ。
「奏は元気にやってんのか?」
「はい、奏は千夏さんのことで苦しんでいましたけど、最近はもう気にするようなことは言ってませんし…」
俺は気づいていた。
立石が俺の幼なじみの奏の元カノであること
「そーか。それなら良かった。ほんとに千夏が奏の事を傷付けたことは申し訳ないと兄として思う。でも、俺は千夏が悲しんだこと、その理由で奏を許せないんだ。」
そりゃそうだ。奏のしたことはダメだ。
立石がいるのに奏は立石に嘘をついて
友達とカラオケ等に行って遊びそこには他校の女子だっていたんだ。
裕貴さんはそれを知ってる。
俺と奏は裕貴さんと同じ中学で後輩だった。