「んー!!!なかなか決まんないよぉー」
千夏がぎゃーぎゃー言ってる…
正直疲れた。腕前が分からないと…
実習でも手抜き一切したくない私たち4人。
第1のケーキ作りの完成度がこれからに繋がる
その時…
「そーだ!!今からうち来ない??
ママもパパもいるし一人四つずつテーマのケーキを作ってママとパパに食べてもらったりも出来るし四つ作って完成度を見て誰がどれをするか決めてもいいんじゃないかな??」
千夏の意見に私は賛成した
「千夏ちゃんちはいいの?」
「いいよ!いいよ!別に家じゃないし
店の厨房でしたらいいでしょ??」
「店の…厨房…???」
そりゃこの反応だわ。
みんな知らないもんね。
「千夏の家はケーキ屋なの」
「マジでー!!超いいじゃん!」
へへっと照れながら話してる二人に対して
翔と私は「早く行くよー」
そう言って教室を出た