あたしそん時すごい嬉しかった。
それから塾に行くたびに奏くんと
話して、二人で話しながら帰って
時々歩くのしんどいからって
自転車二人乗りして帰ってた…
そしてある日…
「千夏は彼氏とかいんの?」
「えぇーあたしー?いると思うー?」
「うん、思う。」
「ははっいないよ?でもどーして?」
「いや、千夏って女の子らしーし、
可愛いし、モテるだろ?」
////めっちゃ嬉しい…
「モテないよ…あたし好きな人いるし」
「え、好きなやついるの?」
「な、何よ!いちゃダメなの?」
「いや、いちゃダメじゃないけど…
学校のやつ?」
「違うよ。」
「塾のやつ?」
「そうだよ。かなでくんは?」
「俺は塾にいる。」
「へぇー誰なのー?」
「女の子らしくて、可愛くて、すごいしっかりしてて、でも時々どじで、守ってやりたい」
「そーなんだ。その子は奏くんにこんなにも優しく思われて幸せだろうね」
「そーなのかな。千夏は幸せ?」
「え…?だ、だってあたしは奏くんの好きな人じゃないでしょ?」
「千夏…鈍感すぎ…俺が好きなのは 千夏です。千夏俺と付き合ってください」