「恋って、こんなに相手の事で頭がいっぱいになるの?胸がきゅーって苦しくなるの?」

「そうだよ。なんて可愛いこと聞くのー!」

頭を撫でられて髪の毛がぐしゃぐしゃになっているのも気にならなかった

これが恋なんだって気づいたら、なんだか心があったかくなってきて、嬉しくって

「ねえ、なんて言う名前だったの?その定員さん」

「え?そんなの知らないよ?前が長くってあんまり覚えてないし」

「なにそれ!全然ダメじゃん!」

「そんな事言われても…」

「でもね、ひめにいい事教えてあげる!」