「んーどうかな。でも なんでその考えになったの?」 え。じゃあ〜っと 和田くんは髪の毛を触るのをやめて 私の顔を 自分の方にクイッと持ち上げた。 ドキッとするような綺麗な顔立ち。 「当たってたら 全部話してくれる?」 目が離せないくらい 強く見つめられる。 嘘。はつけそうもないくらい真っ直ぐに。 「和田くん。モテるでしょ?」 こんなに顔立ち綺麗で。 身長も低くないし。手先が器用な美容師。 そして距離感の詰め方が絶妙。 これは同年代の女の子はほっとかないでしょ。