頭が真っ白になるくらい熱い。


竹下の熱が私を包み離さない。


「はぁ。た..けした。」


私がキュッと手を握れば


竹下はその手を握りかえす。その強い力が凄く安心する。


「休憩しますか。飲み物とってくるから

ちょっとまってて。」


竹下は 下の衣類だけ穿いて 冷蔵庫からお茶を取り出した。


「先輩のレモンティーも取ります?」




竹下は手に持ったペットボトルを 指差した。

これは竹下が 私のために買いだめしていたものだ。


「これも必要なくなるのね。今日で全部飲めるかしら。」


竹下はレモンティーを持ったまま 私のいるベッドへ戻る。


「今日では無理ですよ。

まさか先輩と離れる事になるなんて 思ってなくて 結構買ってたんです。」