「今 なんか言ってました?」
声のする方を向くと 腰下にバスタオルを巻いた竹下が立っていた。
聞かれてないわよね?
「なにも?さっさと始めましょう。」
「今日泊まるんですか?」
髪を拭きながら 近づいてくる。
「えぇ、そのつもりよ。」
「そうですか。今夜は長くなりますね。」
その瞬間 目の前にグッとより 激しく唇が重なった。
「_____ハァ。先輩、口。開けて?」
「__ンゥ_____。」
いつも口にキスなんてしないくせに。
彼はこんなに激しくて甘いキスをするんだ。
「ハァ。まっ…て。息。もたな__ぃ。」
「先輩。キスは下手なんですね。頑張って 慣れてください。」
手を押さえつけられ 抵抗さえ出来ない私に
この悪魔のようなキスが降り注がれた。

