「居心地の良さは私も認めるわ。 罪悪感もないこの関係。私もすきだもの。」 お互いに 嘘か本心かすら読み取れない言葉を並べて 談笑。 本音でぶつかる事もない。だって大人だから。 あぁ。中高生の方がまだ良い付き合いできてるのかもしれない。 年齢とともに高くなるプライド。 それが大人の邪魔をする。 シャワーを浴びて 交代でシャワーを浴びた彼を待つ。 「自分でした決断なのに、辛いわね。案外。」 彼が自分の中で大きな存在になっていることを気づけなかった。