「ほんとに、産まなきゃよかった。」 母親が、そう告げて両親が病室から出ていった。 最後の母親の発言が僕の崩れかけていた心を一気に壊して、 誰もいない、静かな病室で泣いた。 窓の外では雨が激しく降っていいた。