「3人とも一緒のクラスになれるなんて思ってなかったよ~」




「本当にね」




「クラス違ったらどうしようと思ったよ~」




「綾って意外と人見知りだもんね!」



「樰音も言えないけどね」




「あはは・・・。クラス決めた先生に感謝しなきゃ」




するとダンと大きな音が響き、にぎやかだった教室が静まり返った。



「葵、ドア強く開けすぎ。静まり返ってんじゃん!」



「うわ~。駿、ちょっとひどくね?ねぇ碧夜」



「うるせー。つか駿の言うとおりだろ」



「碧夜まで~。みんなごめんね☆」



男子3人組がドアの前で不明なトークを繰り広げている。

教室がさっきのにぎやかさは戻ったが、女子だけは


「あの男子3人ともイケメンじゃない?」



「かっこいい!」



とキャーキャー言っている。



「ゲッ」



と茉璃はおかしな声を上げた。