「おい!そこもっと動け!」



「はいっ!」



「手が止まってるぞ!」



「はいっ!すいませんっ!」



体育館にコーチの声が響いている。


すごい厳しい・・・てか怖い。



「すごい厳しいね・・・」



「お兄ちゃんがへとへとになって帰ってくる理由がわかった気がする」



「樰音のお兄ちゃんすごいね~」



「3人とも男バスのマネージャーに入るの?」



「碧夜君と葵君と菖城くんは男バスに入るんだね!」



「駿は小さい頃からバスケやってたしね」



「3人がマネージャーなら頑張ろうかな☆」



「うわ~。きも~い」



葵君はやっぱりチャラい。



「君たち入部希望?」



「「「「「「はいっ!」」」」」」



見事に6人そろった!



「俺は部長の笹木凌空。よろしくって君って花咲の妹?」



「はい・・・そうですけど・・・」



「呼んでこようか?」



「いえ結構です!」



あぁ、危ない。



「まっ!ゆっくり見てってくれ!」



「花咲ってお兄ちゃんいたんだ。つか嫌いなの?」



「いや・・・そうじゃないんだけど・・・」



「樰音のお兄ちゃんは・・・」



「樰音~!」



「げっ!!」