クリスマスツリーの前で

「……じゃあ、俺のことも、クマのヌイグルミだと思って、抱きしめてみる?」


そうつぶやいた凌ちゃんの瞳は、なぜか、魅惑的に見えた。


「えっ……?」


次の瞬間、腕を引き寄せられ、私は凌ちゃんの胸の中にいた。


ぎゅうって、凌ちゃんが私を抱きしめてる。


すごく、ドキドキして。

凌ちゃんを離したくなくて。

私も、凌ちゃんを抱きしめ返した。