学園王子と女の子

「わぁー!みかおねぇちゃんお帰り!」


「ただいま、七菜ちゃん。」



施設では私が一番年上
だから夕食の準備手伝小さいこの面倒は私が見ている、



「あら、みかちゃんお帰り」


「ただいま、桃花さん」


桃花さんはここで住み込みで働いている先生


みんなで夕食を食べてたわいもないはなしをして、今は桃花さんと夕食の片付けをしている。



「どう、みかちゃん学校楽しい?」


「あっ、まぁ」


苦笑いを浮かべて返事をした。


「たくさん遊ばないと、高校は!」



「そうですよね」


桃花さんは若いから元気と気力にみちあふれている。


「あっ、今回もあれ来てるから終わったら分けてもらえる?」



桃花さんの目線の先をたどると
段ボールの中にたくさんの文房具や服が入っていた。


「今年も来たんですね」


「そうなのよ、毎度毎度ありがたいからお礼したいのに」


少し残念そうな桃花さん。実はこの段ボールはいつも誰からいただいた物なのかわからないのだ。見ず知らずの人から新学期の時期やクリスマスなどにおくられてくる。


「はーい、じゃあみんな集まって」


「なになに!」


一斉に子供たちが集まってくる。


「これから、みんなに新学期必要なものを渡すからもらった人は大切に使うんだよ。」


「はーーい!」


みんなに手際よく渡していく、鉛筆、ノート、それだけじゃない服や手提げ鞄まで一人一人に配った。


「今回もあった。」


みんなに渡してものがなくなった段ボールにいつも二人ラッピングされたきれいなものがある、それはいつも桃花さんと私のだ。


「桃花さん~、今回も来てました。」


「あら、ほんとに申し訳ないわね」


きれいな字で、毎日お疲れさまです。
と一言書いてあり、中を開けると可愛いハンカチと髪の毛を束ねるお花のついたゴムが入っていた。


「あら、可愛いハンカチ!」

「そうですね!」



明日はこれを使おうなんて思ってここ数日沈んでた心が久しぶりに上がった。






よしまた明日からも頑張ろう。
そう思い布団に入った。