学園王子と女の子

昨日の私の一日はお昼から最悪だった。
けど、とりあえず今日はなにもなかったから安心した。



「ねぇ、みか私今日バイト休みが入って組まされたから先帰るね、」


「あっ、うんわかった。バイト頑張ってね」



そういうと美咲は走って玄関へいって帰ってしまった。
私は委員会の仕事があって学校に残らなくちゃいけなかったからちょうど良かった。


「はぁ、何時に終わるかな~」


図書室の鍵をもって本を手に抱えて廊下を歩いていると



ドン、、



誰かにぶつかって本が廊下に散らばった。


「怪我ない?」

「こちらこそ!ぼーとして、、、」


いいかけて顔をあげると、あの学園の王子の一人南田涼だった、


「なんか、顔についてる?」


そう聞かれた。きっと私が顔を見すぎてたんだ。


「あっ、いえ!」


恥ずかしくなって立ち上がろうとしたとき

「あっ!」


片足を捻ったらしくよろけてしまったのをすぐに支えてくれた。


「あっぶない笑」


その笑った笑顔がビックリするくらいきれいだった。


「乗って」

彼が背中を出した。

「いや無理無理! 私重いし!」


「じゃあ、歩けんの?」


私の答えを言う前に両手を肩にのせ私をおぶった。


「静かにしててよ笑」


ずるいなー、と思いながらこの足では歩けないと思い黙って彼の背中に乗った。



築いたら見たことないところに来ていた。



「あっ、涼お帰りって、またつかまえてきたの?」


「そんな人聞きの悪い事言わないでよ」



私の目の前に二人の王子がいる。
そしてとんでもないことを自分がされているときずいた。


「下ろしてください!」


「あー、ごめんごめん!」


そういって私を下ろす手つきはなれた感じがして妙に気持ち悪かった。


「ねぇ、夕ちゃん救急箱ない?この子怪我してるから」


「そこら辺にあんだろ」


なにやらガサガサと奥から救急箱を出して
足に張ってくれた。
途中自分で張れるといったがいいからといってはってくれた。



「夕ちゃん、真どこいったの?」


「あいつなら帰ったよ」


「はやっ!、せっかくみんなで帰ろうと思ったのに」


なにやら帰り話が始まったのでわたしも、ここを離れることにした。



「じゃあ、私はこれで失礼します」


「なにいってんの?送るよ」


あまりの言葉にビックリした。


「いえ!けっこうです!あのかえれますから!」


「いいよね!夕ちゃん一緒で」


「あぁ、どうせ涼が怪我させたんだから、
乗っていってください。」


「いやでも」


「はい、決まり!かえろかえろ!」


言われるがままに車に乗った。
私が今なんでこんなことになってるのかわからないし。一番は家をばれたくなかった。



「やっぱりいいです!今日はありがとうございました!」



そういって車をでて走った。



きっと何かを後ろでいってるんだろうけど
それを聞かないふりをして無我夢中で走った。





築いたらもう家の前まで来ていた。


そして一気に現実に引き戻された。



だって私の家は





ーひまわり園ー









そう施設が私の家だから。