「あ、えーと…来てない。」

「休み?風邪かな?私も気をつけなきゃ!」


「…えと、その…いつも、来てないの…」


うつむいて話す私に綺乃は戸惑いの声で、

「ふ…不登校?」

とつぶやいた。

「うん、まあそんな感じかな。」

苦笑して顔を上げると綺乃は笑顔で。

「そうなんだ!会いたかったけどいっか!私には都合いいし。」

…どういうこと?

…都合がいいって、どういう…?


「綺乃、それどういう…」

「あーこっちの話!気にしないで!」

綺乃は満面の笑みでそういった。