「弱者…。」

「…で、あやめちゃんは?私に就く?」


綺乃は冷ややかな目線を美琴に向けたままそう聞いた。


「…はっ!?なんで?こんなことされたあんたに就かなきゃなんないの!?あやめ、そんなの絶対嫌だから!!」

徳井さんは嫌と叫ぶ。

「…いいわ。じゃああなたを虐め倒すわ。途中で死なないでよ?」

クスリと笑った綺乃の顔は狂気に満ちていた。

「…紅月は!?そう、紅月!紅月はどうなの!?」

綺乃が怒っている様子に気づいた未来は焦ったように私に振った。