今から、あたしが天龍を辞めたきっかけを話そうと思う。




あれは、去年の秋頃。




夏目に彼女が出来て、皆が浮かれてた。




勿論、あたしも。




あたしは、秀哉にハッキングを任せっぱなしだった。




そして、何事も起きない日々が続いた。




これが、嵐の前の静けさだった。




ある日幹部室に居ると、幹部室に下っ端の勇気が飛び込んで来た。




あたし、光香、夏目、麗、明日斗、秀哉の全員が揃っていた。




そして、勇気は言った。




勇気「世界No.5の黒龍が攻めてきました」




と。




あたしは、下っ端が相手をしろと言った。




勇気は「はい!」と、元気に言った。