試合終了まで生かしてくれたなら、思いっきり楽しまないとな。 念願だった代表戦の試合。 手を叩くことも忘れ、食い入るようにピッチを見続けた。 「ニッポン!ニッポン!ニッ・・・キャーーーーー!!!」 「うぉぉぉおお!!!」 「危ない!危ない!逆サイド!・・・あああぁ・・」 「何で!?オフサイド!オフサイド!・・なんなんすかこれ。」 選手達の一挙手一投足に夏目も俺も思いっきり声を出した。