「え~っと・・君、河原君だったっけ? 君とは赤の他人だけどせっかくここで会ったんだから、学校まで一緒に行ってあげるよ。」 「・・・・・フフッ・・あはははは。」 「な、なんだよ!」 「待っててくれてありがとう。 え~・・・高原君だったっけ?」 もう、この時点で涙が出そうになった。 ハルイチと一緒に学校へ向かう。 会話は少なく、ぎこちなかったけど、 隣で自転車をこいでくれているだけで十分だった。