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「失礼します。」
帰りのHRが終わり進路指導室へ行くと、
進路指導の先生が既に厚めのファイルを2冊、机の上に並べてくれていた。
少し遅れて担任も来ると、先生2人と一緒に1枚1枚求人票を確認する。
「河原の成績なら、ここに挑戦してもいいんじゃないか。」
「私はここも良いと思ってるよ。卒業生もたくさんいるしね。」
「あ、ここはちょっとなぁ・・・。」
様々な意見を貰いながら、今回はざっくりと候補をリストアップして終わった。
「ありがとうございました。失礼します。」
進路指導室を出ると、ミサキが待つ図書室へ向かった。



