ミサキの家に着く。

立派な一軒家だ。

門の前まで送っていったことは何回もあるが、とうとうこの門をくぐる日がやってきたか・・・・。







「どうぞ。」


ミサキが先に入り、スリッパを出してくれた。


「お邪魔します。」


ミサキの後ろについて2階にあがると、部屋に通される。


「わ、私の部屋・・・です。」


大きい本棚に綺麗に並べられたたくさんの本。

ベッドの枕元には昔流行ったキャラクターのぬいぐるみ。


・・・・うん。女の子の部屋って感じだ。




「ちょっと待っててね。」

ミサキはまた下に降りていき俺だけになる。


女の子の部屋に来たのは・・・・中学生の時に1回あったかな。