「ごめん。待たせた。」


「あ、大丈夫だよ。
こっちこそごめんね今日図書室寄らなくて。」


「今日はどうしたの?」


「あのね・・・あの・・。」


「言ってごらんよ。」




「い、今からウチに来ませんか?」


「ミサキの家!?」


「う、うん。」



驚いたな。
ミサキの家に行くのは初めてだ。


ってことはミサキの両親にも会うことになるのか・・・。


「・・・・いいよ。」


「じゃあさささ、さっそく。」


「・・・何でそんな緊張してるの?」




カチコチな動きで自転車に乗るミサキと一緒に学校を出る。