「ハヤタは大学進学だと思ってたから2年生でも同じクラスになれるって思ってなかった。
ハヤタは将来どうするの?」
「1年の終わりぐらいに決意したんだけど、高校出て就職しようと思ってるんだ。
前にさ、単身赴任で父ちゃんがイタリアにいるって言ったろ?
俺も将来・・・そこに行きたいって思ってる。
向こうなら日本よりサッカーも身近な存在だろうから、
高校でやれなかった分、死ぬまでサッカーを楽しむんだ!
だから早くお金貯めて、向こうの言葉も勉強して・・。」
・・・・・ってしまった!!
【将来どうするの?】
という質問に思わず正直に答えてしまった。
「っていうのは冗談で早く金貯めてマカオで一発当てて億万長者でウハウハ生活を・・・あれ?チカ?」
「・・・スゥー・・・スゥー・・・」
思わずチカを見ると、寝息を立てていた。
いつの間にか寝ちゃってたのか・・・。
そうか、チカは今の話を聞いていないのでノーカウントっていう判断かな。
死神さんありがとう。
今後は気をつけます。
・・・・俺もいい加減寝るか・・・。



