「もう眠いよ~。
重本君帰ってくるまで寝ちゃお。」


チカが重本のベッドに入ったので俺も自分のベッドへ入る。


「やだ、何これ・・・
すごいベタベタなんだけど!」


重本のベッドからチカが飛び起きる。



「ああ、緊張でずっと重本汗かいてたからな。」


「もう汗かきすぎだよ~。
こんな所で寝たら風邪ひいちゃう。」



「こっち来いよ。」


「・・・・え・・。」


「俺は汗かいてないから、こっちおいで。」


「い、いや・・・でも・・・」




急にチカが挙動不審になる。

ひょっとして俺に気を遣ってくれてるのかな。




「別に大丈夫だよ。
俺が重本のベッドで寝るから。」


「・・・・・・バカ!」


なぜか叩かれたけど、結局チカは俺のベッドで横になったので、俺も重本にベッドに入る。


・・・確かにすごい濡れてる。