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「わぁ綺麗。」
1日目、テーマパークに着くとミサキと合流してお花畑を2人で歩いていた。
重本も連れてきてやればよかったな。
園芸部に所属しているあいつにとっては多分この場所は楽園だろう。
「ハヤタ君はお花好き?」
「・・・うん好きだよ。」
朝顔と向日葵ぐらいしか分からない・・・。
色とりどりの花がここにあるけど、正直俺には分からない世界だ。
「ハヤタ君と一緒に写真撮りたいな。」
「いいよ。スマホ貸して。」
「あ、見てこれ。」
ミサキがなにやら折りたたみ傘のようなものを取りだした。
「何それ?」
「自撮り棒だよ。」
これが自撮り棒か!
まさかミサキの鞄からこんなものが飛び出てくるとは。
「ハヤタ君とたくさん写真が撮りたくて買っちゃったんだ。」
「へー。これが噂の自撮り棒なんだ。」
自撮り棒を使って綺麗な花畑をバックに写真をたくさん撮り、
その後もアトラクションを避けつつ閉園までミサキとテーマパークを堪能した。



