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[モラッタ。やっぱり私できない!]
[今更何を言っているんだ。
いいかい?この毒を今日の夕食のスープに混ぜるんだ。
君がお姉さんから解放されるのはもうこの方法しかないんだ。]
[モラッタ・・でも・・・あの人と私は血を分けた姉妹なのよ。]
[僕たちの愛ならきっと乗り越えられる。いいね。]
[モラッタ・・・私あなたに今まで黙っていたことがあるの・・]
[なんだい?]
[・・私と姉さんには大きな秘密があるの。
あなたが私の事を嫌いになるのが怖くて言い出せなかった・・。]
[今更君を嫌いになることなんて無い!
言ってごらん?]
[実は・・私達姉妹は・・・]
・・・・・
時計を見ると、時間も良い時間になっていた。
そろそろ行こうかな。
【姉妹の価値】を閉じると、ミサキを見る。
「ミサキ、そろそろ行こうか。」
「あ、うん。ハヤタ君、もうすぐ読み終わりそうだったけど中途半端になってない?」
「うん。ちょうど一段落した所だから大丈夫だよ。」



